FX初心者がスワップ運用で利益を出すたった一つの方法とは
「FX初心者が知らないと恐ろしいことになるスワップ運用4つのリスク」の記事では、スワップ運用には意識しなければならないリスクがあることをお伝えしました。
ほうっておいてスワップ運用が主流なので、↑この記事を公開するのは勇気がいりました。
でも公開して良かったです。
ホンマにこの記事大事
シミュレーションでは変動無しの前提で○○年後にはスワップポイントが○○万円になりますよって
計算上でてきますね僕はそういったのを見て○○年後…ってほんまかいな!?とは見ずに
5年以内の計算上に留めておくのが最低限かな?と考えていますこの記事広めましょ https://t.co/RGdSmo3rsA
— たけぼん@小遣い2万円 (@tbtjunky) 2019年4月10日
やはり大切なことはみなさんにお伝えするのがマネー研究家の務めだと再認識しました。
そこでわきおこる疑問です。
ただただ外貨を保有しスワップポイントをためるだけでは思うように稼げないかもしれないなら、どうすれば利益を出せるのか? というもの。
結論からいいますと、利益確定をすることです。
利確が正義です。
スワップ運用での利益の出し方をお伝えしますので、最後までごらんください。
【この記事の要点】
- スワップ運用で利益を出す方法 | 利益確定
- 利確したケースと利確しないケースを比較
- 利確するタイミングは?
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スワップ運用で利益を出す方法 | 利益確定
スワップ運用で利益を出す方法、それは利益確定をすることです。
利益確定とは、保有している通貨が含み益になっているときに決済し利益を確定させることです。略して利確ともいいます。
含み益と含み損、そして利確と損切りについて簡単に説明しますね。
含み益と含み損とは
含み益とは、保有中の通貨の価値が買った時よりも上がっている状態のことです。
たとえば、豪ドル円レートが75円のときに10万通貨買い、現レートが80円ならば、含み益は+50万円です。
含み損とは、保有中の通貨の価値が買った時よりも下がっている状態のことです。
豪ドル円レートが75円のときに10万通貨買い、現レートが70円ならば、含み損は-50万円です。
逆に通貨を売った場合でも含み益と含み損になることがあります。
保有中の通貨の価値が売ったときよりも下がったなら含み益に、売ったときよりも上がったなら含み損になります。
利確と損切りとは
利確(利益確定)とは、含み益になっている通貨を決済する注文のことです。
含み益はあくまでも利が乗っている状態のことであり、利益が確定したわけではありません。利益確定注文が成立した時点で利益が確定します。
たとえば、豪ドル円レートが75円のときに10万通貨買い、80円のときに売ったなら、50万円の利益が確定します。
損切りとは、含み損になっている通貨を決済する注文のことです。
同様の例ですが、豪ドル円レートが75円のときに10万通貨買い、70円のときに売ったなら、50万円の損失が確定します。
スワップ運用で勝つためには利益確定を
含み益、含み損、利確、損切りの4つを見てみました。きっとこの4ワードの意味はご存知かと思います。
それをふまえ、スワップ運用で勝つための唯一の方法を肝に銘じておいてください。
- 利益確定をすること
これです。
利確こそが正義です。
ノーリターン、ノービクトリー!
外貨を保有してスワップポイントをためるだけでは、スワップ運用では高い確率で勝てません。
いずれかのタイミングで利確することが成功の秘訣です。
利確したケースと利確しないケースを比較
スワップ運用で本当に利確することが重要なのか、過去の為替相場を見てみましょう。
以下、一例をあげて利確したケースと利確しないケースを比較です。
豪ドル円の月足チャートを見てみてください。
2012年~2017年の5年間の動きを赤枠で囲んであります。
このレート推移の中でポジションを利確したケースと利確しないケースを比較してみます。
ポジションを利確したケースをシミュレーション
まずは、豪ドルを買い値上がりしたところで利益確定したケースをシミュレーションしてみました。
【豪ドル円ポジションを利確したケース】
- スタート時の豪ドル円レート:78円
- 運用量:10万通貨
- 備考:スワップやスプレッド、税金等を含まず計算
年 | 買い | 売り | 買い | 売り | 買い | 損益 |
2012 | 78円 | 85円 | 80円 | 70万円 | ||
2013 | 90円 | 90円 | 100円 | 93円 | 200万円 | |
2014 | 95円 | 95円 | 100円 | 70万円 | ||
2015 | 92円 | 95円 | 90円 | 30万円 | ||
2016 | 87円 | 80円 | 82円 | 75円 | -10万円 | |
2017 | 80円 | 80円 | 85円 | 100万円 | ||
合計 | +460万円 |
2015年から2016年は下落トレンドでしたので、損切りしたケースもシミュレーションにおりこんでいます。
保有ポジションを利確した場合、約460万円の利益となります。
利確タイミングや買いなおすタイミングなどは個人差がありますが、通貨安のときに買い高くなったら売るという原則がベースのシミュレーションです。
利確しないケースをシミュレーション
では、保有した通貨を1度も決済せずほったらかし運用し、スワップポイントを狙ってトレードした場合はどうでしょうか?
まずは2012年~2017年のスワップポイント/日を見てみます。(スワップポイントはヒロセ通商参照)
このデータに基づいて獲得スワップを計算します。
【豪ドル円ポジションを利確しないケース】
- スタート時の豪ドル円レート:78円
- 運用終了時の豪ドルレート:88円
- 運用量:10万通貨
年 | 獲得スワップ |
2012 | 24万3199円 |
2013 | 20万7831円 |
2014 | 26万0062円 |
2015 | 18万7792円 |
2016 | 18万2500円 |
2017 | 18万1989円 |
スワップ合計 | 126万3373円 |
為替差益 | 100万円 |
運用損益合計 | 226万円3373円 |
ほったらかしスワップ運用の場合、損益は+226万円3373円という結果になりました。
利益確定したほうがお得
ほったらかしスワップ運用でも十分利益獲得は可能です。
しかし、シミュレーションによると、保有ポジションが値上がりしたところで利確したほうがさらに利益獲得できます。
また、上のシミュレーションの利益確定する運用法にスワップ利益は含めていません。
豪ドルを10万通貨保有している期間がけっこうあるはずですから、実際獲得できる利益はもう少しプラスになると思われます。
利確するタイミングは?
含み益が乗ったら利益確定して通貨を買いなおすほうがより利益がでるかも、というのはわかるのですが、どのタイミングで利確し買いなおせば良いのか、という疑問がありますよね。
結論からいうと、通貨によって利確タイミングは変わってきます。
ただし、一つの考え方としては、
- 上昇トレンドでは利益幅を広めにする
- 今後の為替見通しが明るくない場合は利益幅を狭くする
この原則をベースとします。
また、利確に関しては積極利確タイプと消極タイプがあります。
どちらがおすすめというのはありませんが、取引通貨レートが上昇し、その後下落見込みがあるときは一旦利確するのがセオリーです。
堀様ステキす
自分は積極利確型のスワップ派です🤗
32円台から22円までリラの負債が残ってて困ってます笑— Я @新型スワップ投資で1日1万円生活 (@FinestArtsFX) 2019年4月10日
ツイッター仲間のЯさんは積極利確派で、わたしも同じく積極的に利確するタイプです^^
わたしがメキシコペソ円をスワップ運用していたとき、当初は「スワップ3か月分の含み益で利確」というルールで、その後「値幅10銭で利確」とルールを設定していました。
- わたしのメキシコペソスワップ運用記事⇒リガノール積立
いずれにしろ、どのタイミングで利確し買いなおすかは、運用前に決めておくことが重要です。
マイルールを設定し、そのルールにそって運用することが大切なポイントになります。
でも利確するのは面倒だなぁ、ほうっておいてもいいんじゃない? と思いますか?
その甘い考えは捨てたほうがいいです。断言します。
高金利通貨を保有し続けスワップポイントだけをもらってお金持ちになった人は、私の知る限り一人もいません。
スワップ金利なんてのは建玉とコンビの通貨建ての金利の差だから、本来貰えるものというより不利になる条件を相殺するためのもの
スワップ金利込みでようやくゼロサムゲームの土俵なのに、スワップ金利をタダで貰えると勘違いしている人がその分だけ通貨の差損で泣きを見る傾向が強い
— はるかさん@証券投資 (@asakaze2425) 2019年3月27日
これ、FXの真理です。
高金利スワップは儲からないようになってるんやから、私は機関とかより個人に勝ってほしいからツイートしてるわけだけど^^:
ロングするならロスカットされない範囲でやってください。
証拠金維持率の余裕ないと一撃で一生懸命貯めたお金が、お金持ちのところにいくだけですよ。
これは親切です。— 神崎@FX先出し情報マガジン配信中💴 (@kanzakiamon) 2018年6月11日
これもFXの真理です。
積立FXもスワップよりも評価損益の方がはるかに多いです。スワップは本当にコツコツでスワップ貯めてもお金持ちになれなそうな・・・。#積立FX pic.twitter.com/Z6vFNPgKZo
— 副収入FX部@投資家 (@SFxclub) 2018年10月1日
間違いないです。
スワップだけをためるよりも、為替差益をしっかり獲得したほうが資産は増えるでしょう。
スワップだけを狙うのではなく、しっかり利確。
これが正解なのです。
ノーリカク、ノーリターン!
こう考えてください。
スワップ運用におすすめのFX口座
スワップポイントをためながらしっかり為替差益を獲得するためには、どのFX口座を利用すれば良いのでしょうか?
スワップポイントだけを狙わないスワップ運用がおすすめといっても、スワップポイントが高いFX口座を利用するべきなのは変わりありません。
利益確定タイミングまではポジション保有するので、スワップポイントも収入源となります。
高金利各通貨のおすすめFX口座を記載しておくので参考にしてください。
掲載するFX口座はすべて、各通貨におけるスワップランキング上位にランクインしています。
メキシコペソ円(MXN/JPY)
メキシコペソ円のスワップポイントは、セントラル短資FXが強いです。
わたしは今、セントラル短資FXでメキシコペソ円のリガトレをやっています。
トルコリラ円(TRY/JPY)
サクソバンク証券はとりわけトルコリラがらみの通貨ペアスワップポイントが強いです。
トルコリラのスワップ運用ならサクソバンク証券がイチオシです。
人民元円(CNH/JPY)
人民元を取扱っているFX会社は少なく、トレイダーズ証券(みんなのFXとLIGHT FX)が最高水準スワップを提供中です。
- 参考記事⇒人民元/円スワップ月間ランキング
豪ドル円(AUD/JPY)
豪ドル円スワップポイントはこの3口座で間違いないです。
- 参考記事⇒豪ドル円スワップ生活
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