2023/05/07

堀聖人のトラリピ運用 | ダイヤモンド戦略DTブースト

ほったらかしでも資産運用できるリピート系FX。その中でもトラリピ(株式会社マネースクエアの提供サービス)の人気が高いようです。実際、わたし堀聖人もトラリピで資産の一部を運用しています。

運用しているトラリピには独自の設定と戦略があります。戦略名称は

  • ダイヤモンド戦略DTブースト

です。なぜこのような名称なのか、どんな設定と戦略なのか、取引通貨ペアや運用額など一挙公開したいと思います。

この記事はこのような方におすすめです。

  • トラリピ初心者で効率よく利益を上げていきたい方
  • トラリピやってみたけどイマイチ収益率が上がらない方

こんな方は最後まで読んでみてくださいね。

この記事の要点

  • ダイヤモンド戦略DTブーストとは
  • ダイヤモンド戦略DTブーストの設定と戦略
  • ダイヤモンド戦略DTブーストの注意事項

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ダイヤモンド戦略DTブーストとは

もともとダイヤモンド戦略とは株式会社マネースクエアの公式HPで公開されている、AUD/NZD通貨ペアに特化した運用方法とその名称です。

ダイヤモンド戦略

株式会社マネースクエアHP

同じ公式HPにダイヤモンド戦略とはどんな設定なのか記載されています。

「主に戦略レンジの中央付近での値動きを期待」して「上半分には売りトラリピ、下半分には買いトラリピ」をそれぞれ「中央付近ほど合計金額(注文金額×トラップ本数)が大きくなるように複数のトラリピに分けて注文する」戦略です。資金効率が高くなる一方で、上下どちらとも評価損レンジアウトが発生する特徴がありますが、戦略レンジ内に価格が留まる期間の想定が長いほどおすすめです。

これがマネースクエアがおすすめするダイヤモンド戦略です。

詳細はこちら→トラリピ世界戦略

実際わたしもダイヤモンド戦略の設定をコピペしてそのまま運用していますが、印象は

  • 手堅い設定だけど確実にコツコツ利益を積み上げていける
  • もっと積極的に利益獲得を狙いたい人にはすこしもの足りない

こんな印象でした。

そこで、ダイヤモンド戦略にプラスαの要素と設定を加えたのが「ダイヤモンド戦略DTブースト」です。

トラリピ初心者の方は、初めはダイヤモンド戦略(AUD/NZD、100万円)で運用し、慣れてきたらDTブースト設定を追加するのがおすすめです。

ダイヤモンド戦略DTブーストの設定と戦略

ダイヤモンド戦略DTブーストの概要は以下の通りです。

ダイヤモンド戦略DTブースト

  • 運用資金:150万円
  • メイン通貨ペア:AUD/NZD(100万円)
  • ブースト用通貨ペア:EUR/JPY(50万円)

メインで運用するAUD/NZDは、公式HPに記載されている設定をそのままコピーして運用します。サイトには「注文設定」のバナーがあるので、ワンクリックで設定ができます。

大切なのはここから。ブースト用として運用するのは、今回はEUR/JPYを選択しましたが、必ずEUR/JPY通貨ペアを選択しなければいけないとは思っていません。

ブースト用通貨ペアとダイヤモンド戦略を併用する理由は、メインのダイヤモンド戦略の半分の資金で、リスクを取りながら利益増を狙う戦略だからです。

その戦略と合致する通貨ペアなら、EUR/JPY以外の通貨ペアを選択しても問題ありません。

ブースト用通貨ペアの設定

  • 運用通貨ペア:EUR/JPY
  • 運用資金:50万円
  • 運用レンジ:133円~153円
  • 売買:売り
  • トラップ幅:0.350
  • 利益幅:0.450
  • 毎注文金額:0.1万通貨

注文金額は最小の0.1万通貨におさえ、利益幅は0.450とかなりせまく設定します。

というのも、EUR/JPYの売りスワップはマイナスで、執筆時点で-141円(1万通貨売。2023年4月3日時点)です。0.1万通貨でも毎日14.1円のスワップポイントを支払わなければいけません。

利益を確実に獲得しつつ、大量のポジションを保有しながら日をまたぐのを極力避けるために、利益幅をそれなりに狭くしています。

ポジション保有期間を短期間に、可能ならデイトレードのようにポジションを当日中に決済するというのがブースト用通貨ペアの狙いなので、戦略名もダイヤモンド戦略DTブーストにしました。

DTはDayTrade(デイトレード)の頭文字DTです。

ちなみに「ダイヤモンド戦略DTブースト」のブースト用通貨ペアはEUR/JPYに限らないとお話ししましたが、今回EUR/JPYを選んだのには理由があります。

ブースト用としてEUR/JPYを選んだ理由

現在、EUR/JPYレートは過去の値動きから見て、かなり円安圏(ユーロ高)で推移しています。

ユーロ円の月足チャートを見てみてください。

EUR/JPY月足チャート

EUR/JPY月足チャート

直近高値は2014年12月、149.690円をマークしています。それ以前だとリーマンショック前にさかのぼり、2008年7月の169.960円が最高値となっています。

それら過去の最高値をレンジ内のトラリピトレードの目安として、トラリピの設定を行います。

それをふまえて今後のユーロ円レート予想ですが、これからユーロ高円安が進んだとしても170円近くまで円安が進行するとは思えません。

リーマンショック前の貧弱な金融システムは大きく改善され、100年に1度と言われた金融危機が再び起きるとは考えにくいのです。

そして、各国中銀のインフレ対策による利上げペースが近い将来鈍化することを、市場は織り込み始めています。

つまり、今後さらにユーロ高が進んでも150円くらいが上限だと思える理由があるのです。(投資判断は自己責任で)

近い将来ユーロ円レートが円高方向に進むとは言い切れません。が、少なくとも一時的に円高が進行すると見ています。

そこで仕掛けるのがEUR/JPY通貨ペアでのDTブーストです。成功すれば良いですね。答え合わせは数か月後です。

ダイヤモンド戦略DTブーストの注意事項

ダイヤモンド戦略DTブーストの注意事項を記載しておきます。(随時更新予定)

  • AUD/NZDとEUR/JPYの組み合わせが正解ではない

なので、相場状況をかんがみながら最適と思える通貨ペアをブースト用として選択してみてください。

わたしは今回、EUR/JPYをブースト用通貨ペアとして選択しましたが、随時変更する予定です。

(2023年5月、ブースト通貨ペアを変更しました。詳しくはこの記事の最後までごらんください)

ダイヤモンド戦略DTブースト | まとめ

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ダイヤモンド戦略DTブースト | 2023年4月version

  • 運用資金:150万円
  • メイン通貨ペア:AUD/NZD(100万円)
  • ブースト用通貨ペア:EUR/JPY(50万円)
  • EUR/JPY運用レンジ:133円~153円
  • EUR/JPYトラップ幅:0.350
  • EUR/JPY利益幅:0.450
  • 毎注文金額:0.1万通貨

それでは、また。

ダイヤモンド戦略DTブースト追記 | 2023年5月

週末を含めて45日間ダイヤモンド戦略DTブーストを運用しました。その結果は、

ごらんの通りユーロ円によるDTブーストは成功しませんでした。運用資金150万円の元本割れはまぬがれましたが、ユーロ円全ポジションを決済し出直すこにとなりまして。(AUD/NZDは運用継続中)

ユーロ円によるDTブーストがなぜ思うようにうまくいかなかったかと言いますと、

  1. ユーロ円の下落(円高)が思うように進まなかった
  2. マイナススワップポイントが収益率に影響をあたえた

この2点が主な理由でした。

でも運用資金はしっかり残っていますし、これから再スタートをきるだけなので問題はありません。

DTブーストとしての新たな通貨ペアをすでに探し出し、5月8日からDTブーストver.2として運用します。

AUD/NZDを軸としたリピート系FX運用、参考になればうれしく思います。

それでは、また。

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