2018/11/15
FXのストップロスって何ですか?トレーダーにとって不利ですか?
「ドル円レートはストップロスを巻き込んで106円まで急騰」
今までにこんなフレーズを見聞きしたことがありませんか? このフレーズにある「ストップロス」とは何でしょうか?
ストップロスの意味を理解すると今後のFX取引の役に立ちますし、収益率を伸ばしたりFX取引リスクを抑える効果があります。ここでしっかりストップロスに対する理解を深めておきましょう。
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FX取引におけるストップロスとは?
この記事を通して以下の点を知ることができます。
- ストップロスとは
- ストップロスはトレーダーにとって有利?不利?
- ストップロスが有利に働くFX取引手法
では、一つずつ見ていきましょう。
ストップロスとは
ストップロスとは、多くのトレーダーが損切りラインとして逆指値注文をしている水準のことです。
FXトレードをするときに損切りラインを設定するのは基本中の基本ですが、為替相場において同じ水準でストップロスを発注している人が少なくありません。
たとえば、ドル円レートが110円前後で推移しているとしましょう。ポジションは110円での買いポジションです。
今後の見通しとしては円安に振れていくと思われますが、万が一円高に急騰したら108円で損切りをする。この108円ラインがストップロスになります。
世界中のトレーダーが同じ為替チャートを見て同じドル円取引をしているわけですから、ストップロス水準もだいたい同じになるのが一般的です。
実際、外部要因によりドル円為替相場が急騰。円高に突進すると、「108円で損切り」というストップロス注文を巻き込んで円高が進みます。
「108円で売り」という注文が多いわけですから、レートが108円に達すると一斉にドルが売られ、ドル円レートが一気に円高になるのです。
参照チャートをちょっと見てみます。ストップロスを巻き込んで円高が進行したときの様子です。

チャート:SBIFXトレード
ドカンっ! といきますよね。これがストップロスとストップロスを巻き込んだ為替レートの動きになります。
ストップロスはトレーダーにとって不利?
ストップロスを巻き込むと一方向に為替レートが爆発的に動くことになりますので、反対ポジションを持っていた人にとってストップロスは不利です。
逆に、レートと同じ方向のポジションを持っていた人にとってはストップロスは有利に働くわけですね。
上の画像で言えば、ドル円レートが110円台から円高に動くと予測しドル円をショート(売り)していた人は、ストップロスを巻き込んだレート変動によって利益を上乗せすることができたはずです。
ですから、ストップロスが必ずしもトレーダーにとって不利に働くわけではありません。ストップロスに乗じて収益を伸ばすことができれば、FXトレーダーにとって何よりです。
ストップロスが有利に働くFX取引手法
では、ストップロスが有利に働くFX取引手法はあるのでしょうか?
オーソドックスな取引手法で言えば、裁量取引でストップロスを活用できます。
自分で買う・売る・様子見を判断し売買する裁量取引において、ストップロス水準を見極めた売買をすることで収益率を上げることができるのです。
もう一つが、マネースクエアのトラリピでトレール注文を設定しておくことでも、ストップロスが有利に働くことになるでしょう。
トラリピはマネスクのFX発注管理機能のことで、イフダン注文を繰り返して発注する特許獲得済みの発注システムですね。
このトラリピにはトレール注文が搭載されています。つまり、利益が乗ってきたら自動で決済注文ラインが為替レートを追いかける形となり、トレンドが終了するまで利確注文が約定しないことになっているのです。
ストップロスを巻き込んで為替レートが進行したなら、そのトレンドに応じて収益率を上げられるトラリピ。ストップロスを活かして取引するトラリピ攻略法を覚えるのがコツです。
トラリピに関する参照記事はこちらです↓
FX取引におけるストップロス まとめ
最後に簡単にまとめてみます。
- ストップロス⇒多くのトレーダーが損切りラインとして逆指値注文をしている水準のこと
ストップロスを巻き込んだ為替レートは激しく変動するため、トレーダーにとって有利に働くこともあれば不利になることもあります。
裁量取引だけでなくマネースクエアのトラリピとそのトレール注文の利用で、ストップロスを有効活用したFX取引が可能です。
それでは、また。