2020/04/30
FX会社のレート表示やチャート画面が信用できないときの解決策とは
FX各社が顧客(トレーダー)に提供している為替レートは、FX会社が独自で提供しているものです。(店頭FXの場合)
もちろん、インターバンク市場で取引されている為替レートに基づいて為替レートを表示しているので、実勢レートと比較してそれほど大きな差はないと思われます。
※インターバンク市場⇒銀行間で取引されている為替市場のこと
しかし、ポイントはFX会社の信頼性です。
信頼度の低いFX会社は、「レートやチャートを不正操作しているのでは??」と、疑いの目が向けられるからです。
この記事では、FX会社が提供する為替レートが信用できないケースとその解決策についてお伝えします。
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FX会社のレート表示やチャート画面の問題と実情
FX会社は以上のように為替レートを表示し、そのレートにそってトレーダーは発注作業を行いFX取引を行います。
上述しましたが、これら為替レートは実勢レート(インターバンク市場での取引レート)をもとに為替レートを表示していますので、必ずしも実勢レートと同数値になるとは限りません。
というのは、FX会社は実勢レートにプラスαを加えることで、FXトレーダーから取引手数料を徴収しなければならないからです。
どの程度のプラスαかは私たちFXトレーダーには分かりません。FX各社の内部の人間にしか分かりません。
ただし、複数のFX会社の表示レートを見比べてみれば一目瞭然で、表示レートが微妙に違うことが分かると思います。
一つの大きな理由は、FX会社によって加える手心が違うからです。
つまり、そこから読み取れるのは、仮の話ですが、FX会社の手心の加え方がえげつないととんでもないレート表示になるかもしれないわけですね。くどいですが、仮の話です。
やはりFX会社の信頼性ってかなり重要です。信頼関係がなければまともなFX取引ができないと断言できます。
わたしも信頼しているFX会社しか利用しませんし、当サイトでも信頼できるFX会社しか紹介しません。
では、どんな出来事があるとFX会社への信頼性が激減するでしょうか。ちょっと例を見てみましょう。
チャートの異常表示
頻繁ではないのですが、時々見聞きするのは、チャートの異常表示です。あり得ない方向に動くことで「ストップ狩り?」とも思わせるチャートの動きです。
それら異常なチャートの動きが他のFX会社に見られなかったなら、利用しているFX会社の信頼性を疑うのも一つの手かと思います。
たとえば、FX取引中にチャートがこんな風に動いたら、あなたはどう感じますか?
楽天FX、チャートバグったと思って、何回も立ち上げ直してもコレだもん…ワロタw pic.twitter.com/uo853oWaF2
— 011@相場師候補生 (@011_trade) March 17, 2016
楽天FXの取引画面ですが、2016年3月17日の夜に、突如ドル円レートが約111円から103円台に下落しています(苦笑)
リーマンショックの時でも5分足でそこまで下落はしていませんよ。これは明らかにチャートの異常表示かと思われます。
ツイートした方がおっしゃっているように、再起動しなおしてもこの表示では笑うしかありません。ポジション保有中だったら泣けます、これ。
もう1社がIG証券。
ドイツ銀行が11ユーロ決壊!ってか、相変わらずIGのチャートはバグなのか、ストップ狩りなのかわからんけど、ちょいちょい酷い形状するなw
円買いの理由はこれかな? pic.twitter.com/SL3jrgtvOQ— ひろぴー (@hiropi_fx) September 26, 2016
トレーダーとして有名なひろぴーさんが仰っているので、真実味がありますね。
レートの不正操作疑惑
もう一つの画像はこちら。
同じ日 日経
左はXMの1分足のチャート
右がインチキ詐欺FX会社と某掲示板などで有名なgemの1分足ですバグなどではありませんポジションきっちり狩ってます瞬間で約800円の下げです
他の人にも聞いてましたが本当にインチキ詐欺行為悪魔の所業やりまくってます
gemで口座作る人はしんだ方がいいよ pic.twitter.com/bglti5J9OQ— Mar (@prince0423) March 12, 2020
海外FX口座でトレードしている方からの情報です。これもすごい。
チャートがバグったのではなく、人為的な、異常な動きがあったようです。
真相は分かりませんが、不正にレート操作されたと言われても不思議ではない状況だったようですね。
以上の例は一例に過ぎません。ここでは紹介しきれないくらい、このような現象が散見されるのがFX会社の現状です。
カバー先の問題
信頼性の欠如につながるもう一つの問題です。最近FX取引を始めた方はご存知ないかもしれませんが、FX会社のカバー先で問題が起こりトレーダーが大損失を被った、ということがありました。
※カバー先⇒簡単に言えば、FX会社に実勢レートを提供する金融会社のこと
2009年の話ですが、コメルツ銀行は南アフリカランドの異常な為替レートを金融取引所に提供し、その結果大損失を被った投資家がいたのです。
FXトレーダーは利用するFX会社のカバー先を知ることができますが、カバー先の金融各社の信頼性までは調査するのは事実上不可能でしょう。海外の銀行や証券会社がほとんどですからね。
ただし、カバー先の数が多いほど有利なのは確かですから、カバー先が何件あるかの確認は必須です。
なぜカバー先が多いほど有利なのかの説明は、ここでは割愛します。簡単に言えば、提供されるレートがより安定しトレーダーにとって有利になるから、です。
さて、話を戻しますが、カバー先に関して問題が起きたとしても、FX会社が前もって問題を防ぐのはなかなか難しい話です。
ただし、FXトレーダーの信頼を得るためにも、信頼度の高いカバー先と提携していることが大切な条件なのは間違いありません。
信頼できるFX会社を選択するのが解決策
チャートやレートの異常表示、カバー先の問題など、信頼度の低いFX会社ではFX取引をしたいとは思いません。では解決策はなんでしょうか?
当たり前の話になってしまいますが、
- 信頼できるFX会社を選択する
これが解決策です。
では、何を基準に信頼できるFX会社と言えるのでしょうか?
レートやチャート表示の異常に関してですが、不正操作をしているのではと思えるような信頼性の低いFX会社を利用するのではなく、こんなFX会社を利用するのが解決策になります。
- これまでに処分を受けたことのない信頼度が高いFX会社
こうした会社を利用することが解決策になると考えています。
実は著名FX会社でも、これまでに行政処分や業務停止処分を受けたことがあるのが実情でして。
その中で一度も処分を受けたことのない信頼度抜群のFX会社を利用することで、少なくとも不安は解消できると思います。一度も処分を受けたことのない会社は…
信頼性において群を抜いていると言えるでしょう。
わたしも信頼度の高いFX会社を使いたくて、行きついたのがセントラル短資FXでした。
今では毎日利用しています。
FX取引を継続する限り、必ずつきまとうのが今回のテーマの「レート・チャート不正問題」です。
末永く付き合える信頼度の高いFX会社を一つ開設しておくことをおすすめします。
それでは、また。