2020/05/03
複数のFX口座を保有し同時にFX取引をするのはありですか?
FX会社は数十もありますが、一つのFX口座に限定せず複数のFX口座を保有し同時にFX取引するのはありなのでしょうか?
そんな疑問にお答えします。
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複数のFX口座を保有し同時にFX取引をするのはありですか?
A. 複数のFX口座を保有し同時にFX取引をするのはありですか?
Q.ありです。
あり、というか、複数のFX口座を稼働させるのは基本的戦略です。なぜ複数のFX口座を保有すべきなのでしょうか?
複数のFX口座を保有すべき理由
複数のFX口座で同時に取引するのにはいくつか理由がありますが、根底にあるのは「分散投資」の概念によるものです。
FXは外貨投資の一種ですが、同じ通貨一辺倒で投資をすればリスクが高まります。しかし、複数の通貨に分散して投資をすればリスクを分散することができるのです。たとえば、
- メジャー通貨×マイナー通貨
メジャー通貨だけでは利益率をあまり望めませんが、同時にマイナー通貨へも投資を行うことで利益率を高めることができます。
逆の観点から考えると、マイナー通貨はいわば新興国の通貨であり、為替リスクや金利リスクが高い通貨です。
リスクヘッジのために投資金の半分をメジャー通貨に振り分けることで、リスクを相対的に抑えることができるのです。
メジャー通貨とマイナー通貨の2つに投資をするために、複数のFX口座を活用してFX取引をする。これは一例に過ぎませんが、「分散投資」を実行するために不可欠の戦術となります。
では、複数のFX口座を同時に取引するとき、具体的にどのように複数口座を使い分けることができるのでしょうか?
以下、通貨ペアで使い分ける方法と取引手法で使い分ける方法の2つをご紹介します。
通貨ペアで使い分ける方法
複数の通貨ペアを取引するとき、複数のFX口座を使い分けるのがベストです。なぜならば、FX口座によって取扱通貨ペアやスプレッドが違うからです。
例えば、ドル円をデイトレードしたいなら現時点で最狭のSBIFXトレードを利用するのが最善です。
しかし、ユーロ円でデイトレしたいなら、SBIFXトレードよりもLIGHT FX(トレイダーズ証券)のほうがわずかに狭く設定されています。
(2020年5月のデータ)
デイトレはスプレッドの狭さが重要ですから、対象通貨ペアによってはFX口座を変える必要があるわけです。
投資を始めるにあたり、まずは投資対象となる通貨ペアを選択し、スプレッドなどを鑑みて利用すべきFX口座を選別することになります。
以上の通り、通貨ペアによって複数のFX口座を使い分けたいところです。
取引手法で使い分ける方法
採用する取引手法によってもFX口座を使い分ける必要があります。
たとえば、デイトレードをしながら通貨長期保有型トレードを併用し収益を狙うとします。
デイトレードをするにあたって利用するFX口座はスプレッドの狭さが絶対条件です。
しかし、そのFX口座のスワップポイントが高いとは限りませんので、デイトレード専用口座とは別にスワップ運用専用口座を利用する必要があります。
わたしの場合、
こんな感じで、複数のFX口座を同時稼働させています。
取引手法が異なれば最適のFX口座が変わってきますから、まずは自分がどんなFXトレードをしたいのかを見極めてから複数のFX口座を使い分けるようにしましょう。
複数のFX口座を保有し同時にFX取引をする まとめ
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複数のFX口座を使い分けるのは、常識です。分散投資の観点から見て、是が非でも使い分ける必要があります。
取引通貨ペアと取引手法によってFX口座を選別し、リスクヘッジを利かせながら効率よく利益を上げていってください。
それでは、また。