2018/10/15

トラリピ | ポジション1本で狙う利益幅(トラップ幅)のおすすめ設定

トラリピ運用するときに誰もが設定することになるのが、ポジション1本で狙う「利益幅」です。この利益幅の設定次第でリスクを軽減でき、トラリピ運用成功に直結する重要な設定になります。

ポジション1本でどれほどの利益を狙ったら良いのか、この記事で検証していきます。

トラリピ ポジション1本で狙う利益幅に成功のカギがある

ポジション1本で狙う利益幅(トラップ幅)のおすすめ設定

トラリピ運用において任意で設定する項目は、

  • 通貨ペア
  • 取引方法(買い⇒売りor売り⇒買い)
  • レンジ幅
  • トラップ本数
  • 取引単位
  • 利益幅

以上の項目が主な設定内容になります。ここで分析していくのは、1つのポジションにおける「利益幅」です。

リスクを抑えるために利益幅は大きく狙う

結論から言いますと、1つのポジションにおける利益幅が広いほうがリスクに対処しやすくなります

トラリピの特徴ですが、運用の始めにトラリピをしかけるレンジ幅を設定します。たとえば豪ドル/円通貨ペアにおいて、「上限80円、下限75円」というように設定するわけですね。

そして、その設定レンジ内においてトラップ1本における利益幅を設定します。

  • 売買:買い
  • トラップ本数:10本
  • 利益幅:500円

利益幅を500円にすると、トラップ本数は最大で10本仕掛けられるわけです。しかし、豪ドル円レート急騰で円高となり想定レンジ下限の75円を割り込むと、最大で10本分の含み損を抱えることになります。

含み損に耐えられるくらいの資金力がなければ、強制ロスカットに引っかかってしまうことでしょう。(トラリピのロスカットは、証拠金維持率100%が基本)

リスク対応策として、同じレンジ幅でも以下のように利益幅を広く設定することができます。

  • 売買:買い
  • トラップ本数:5本
  • 利益幅:1,000円

仮に、豪ドル円レートが80円から72円に急騰しても、保有ポジション量は5本です。つまり、上述したケースよりも半分の含み損ですむことになります。

ターゲットとする利益幅を広めにすることで、運用リスクを軽減することができるのです。

ポジション数を少なめにしてリスクに対処

ここまででお伝えした「利益幅を広くする」方法でリスクを抑えながらトラリピ運用することができますが、これは保有ポジション数を少なくすることを意味します。

  • 利益幅を広めにする=トラップ本数を少なくする=保有ポジション数が少なくなる

この方程式が出来上がるからです。為替リスクに上手に対応するために利益幅を広めに設定することで、自ずと保有ポジション数も少なくなります。

その点を心がけてトラリピ設定をするなら、賢く、コツコツと利益を上げていけるはずです。

レンジ幅も広めにするのがコツ

しかし、ポジション数を少なくすると、確かにリスクは減るが獲得利益も減る、と考えられます。そう、ポジション数の増減でハイリスク・ハイリターンになるか、ミドルもしくはローリスク・ローリターンが決まるのです。

本音を言えば、リスクは抑えたいけど貪欲に利益も狙っていきたいと思いますよね。

それなら、レンジ幅を広めに設定し、トラップ1本で狙う利益も多めに設定するのがコツです。

以下、AUD/JPYの日足チャートを見てみます。

チャート:マネースクウェア・ジャパン

レンジ幅上限が81.85円、下限が78.65円です。レンジ幅は約3円になります。トラリピ設定は、

  • 売買:売り
  • トラップ本数:3本
  • 利益幅:1,000円

利益幅も多めにとっているので設定は悪くなさそうですね。しかし、豪ドル円レートは予想以上に円高進行となりました。設定レンジ幅を広くしていたら、さらなる獲得リターンが狙えたはずです。

レンジ幅を変えた別のチャート画像をご覧ください。

チャート:マネースクウェア・ジャパン

設定レンジ幅の上限は変わらず81.85円ですが、下限を72.25円としてあります。約9.5円のレンジ幅設定です。このレンジ幅で以下のトラリピ設定にするならいかがでしょうか?

  • 売買:売り
  • トラップ本数:3本
  • 利益幅:2,000円

設定レンジ幅を広げ利益幅設定も広くするなら、リスクを抑えつつ多めのリターンを狙えるトラリピ運用が可能になります。

各通貨ペアの値幅から考えるトラリピ設定

トラリピの利益幅に関してこの点を理解することができました。

・利益幅を広くする
・ポジション数を少なくする
・運用レンジ幅を広くする

この3点を意識しながらトラリピ設定を行い運用すれば利益率を高めることができるはずです。

そこで一つ疑問ですが、どの通貨ペアで運用すれば良いのでしょうか? というのも、トラリピ設定の利益幅を学んでも運用通貨の選択を間違えば、もしかしたら利益は半減するかもしれないのです。

ここで頭に入れておきたいのは、各通貨ペアの値幅です。

各通貨ペアの値幅を確認し、トラリピ設定がしやすい通貨ペアとそうでない通貨ペアを見分けたいと思います。

  • 調査期間:2002年3月~2018年10月
  • 値幅:期間内の最高値-期間内の最安値

各通貨ペアの値幅を比較してみましょう。比較一覧表をご覧ください。まずはクロス円通貨ペアです。

 

次にストレート通貨ペア。

結論から言いますと、

  • GBP/JPY
  • TRY/JPY
  • ZAR/JPY

以上の通貨ペアでのトラリピはおすすめしません。理由は、

  • GBP/JPY⇒値幅が広く変動率が高いのでおすすめできない(上級者向け通貨ペアです)
  • TRY/JPY⇒調査期間中のほとんどが下落
  • ZAR/JPY⇒値幅が狭すぎ

トラリピで利益幅を取りやすいのはある程度値幅があり、且つレンジ内でレートが上下に変動する通貨ペアです。

たとえば、TRY/JPYは調査対象期間の16年間の大部分でレート下落となっていました。

TRY/JPY月足チャート

いくら値幅があっても下落しているだけではトラリピでは利益を上げにくいと言えます。

よって、利益幅を比較的取りやすい通貨ペアはこの8通貨ペアになります。

  • USD/JPY
  • EUR/JPY
  • AUD/JPY
  • NZD/JPY
  • CAD/JPY
  • EUR/USD
  • AUD/USD
  • NZD/USD

参考にしてください。

ポジション1本で狙う利益幅(トラップ幅)のおすすめ設定 まとめ

為替レートが上下に変動する波を利用して利益をコツコツと獲得するのがトラリピ運用です。リスクを抑えつつ利益を狙うには、

  • レンジ幅設定を広くする
  • ポジション数を少なくする
  • 利益幅設定を広くする

この点に留意するだけで、為替リスクに対応しながら利益を狙っていけます。

また、利益幅を狙いやすい通貨ペアは、

  • USD/JPY
  • EUR/JPY
  • AUD/JPY
  • NZD/JPY
  • CAD/JPY
  • EUR/USD
  • AUD/USD
  • NZD/USD

この8通貨ペアでした。

それでは、また。

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