2018/06/11

格付けとは? 絶対に覚えておきたい格付け会社と格付けカテゴリー一覧

各国債券や通貨などに投資をするとき、参考にできるのが格付け会社による格付けです。

格付け会社や格付け記号について知っておくだけで、より確固とした資産運用ができるはずです。この記事を通して格付けについてしっかり銘記していただければと思います。

スポンサーリンク


格付けとは? 絶対に覚えておきたい格付け会社と格付けカテゴリー一覧

この記事でお伝えする主な要点は以下の通りです。

  • 格付けとは
  • 主要格付け会社
  • 格付け会社の格付けカテゴリー一覧
  • 資産運用で格付けを活用する方法
  • 格付けの注意点

それでは格付け会社と格付けについて詳しく見ていきましょう。

格付けとは

格付け(かくづけ)とは、国債などの債券を評価することです。

主要格付け会社は各国政府が発行する債券(ソブリン債という)に対して格付けを行います。(その他の格付けもあります) ソブリン債への格付けは各国へ信用を付するものと考えられるため、格付け評価が高いほど国の信用が高まり、投資対象としてお金が流入されやすくなります。

もちろん格付けがすべてではありませんので、格付け会社から最高ランクの評価が付されても国債金利が下がるわけではありません。

主要格付け会社

格付けを行う著名格付け会社が3社あります。日本にも格付け会社はありますが、個人投資家が最低限覚えておきたい主要格付け会社をお伝えしておきます。

  • ムーディーズ
  • S&P
  • フィッチ

この3社はすべて国外の格付け会社です。まずはこの3大格付け会社を覚えておきましょう。3社が各国ソブリン債に対しどのような格付けをするかに注目です。

格付け会社の格付けカテゴリー一覧

格付け会社が各国ソブリン債を格付けするときの格付けカテゴリーをご紹介します。

格付けカテゴリーとは、簡単に言えばソブリン債の評価記号です。レストランを星五つで評価するのと同じように、格付け会社もソブリン債を独自の評価記号で格付けするというわけです。

3社のうちムーディーズはオリジナルの格付け記号となっており、S&Pとフィッチは同じ格付け記号です。分かりやすいように一覧表にしましたのでご覧ください。

格付け会社の格付けカテゴリー一覧表

格付け各記号を大まかに色分けしましたが、これには意味があります。

  • ムーディーズ社:格付けがBaa3以上ならば投資適格債、Ba1以下は投資不適格債、Cはデフォルトまたはデフォルト状態を指す。
  • S&P社:格付けがBBB-以上ならば投資適格債、BB+以下は投資不適格債、Dはデフォルトまたはデフォルト状態を指す。
  • フィッチ社:格付けがBBB-以上ならば投資適格債、BB+以下は投資不適格債、Dはデフォルトまたはデフォルト状態を指す。

資産運用で格付けを活用する方法

すでにお気づきかもしれませんが、上の表をもとに投資対象の国のソブリン債はどのように格付けされているのか確認すれば、投資の可否を判断できるでしょう。

たとえば、格付け各社が最高格付けAAA(ムーディーズはAaa)を付しているのは、以下の国です。(2018年のデータ。最新データはご自身でご確認ください)

  • ムーディーズ⇒オーストラリア、カナダ、デンマーク、ドイツ、ルクセンブルク、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、シンガポール、スウェーデン、スイス、アメリカ
  • S&P⇒オーストラリア、カナダ、デンマーク、ドイツ、香港、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、シンガポール、スウェーデン、スイス
  • フィッチ⇒オーストラリア、カナダ、デンマーク、ドイツ、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、シンガポール、スウェーデン、スイス、アメリカ

3社共通で最高格付けとなっているのは、オーストラリア、カナダ、デンマーク、ドイツ、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、シンガポール、スウェーデン、スイスの10か国です。

これをヒントに投資を始められるかもしれません。

格付けの注意点

上でも少しふれましたが、格付け会社による格付けがすべてではありません。ソブリン債だけでなく多方面の格付けを行っている格付け会社ですが、時折格付けと対象債券の実情が大きく異なることがありますので、十二分に注意してください。

たとえば、2007~2008年に起きたサブプライム問題やリーマンショックに関し、このような情報があります。

2007年から表面化したサブプライム住宅ローン危機に端を発する世界金融危機では、その格付内容が問題視されている。サブプライムローン等の本来は、最低の格付であるはずのローンであっても、証券化商品組み入れの過程で他のローンと組み合わされると、一度に破綻する事はなくリスクが低下したと見なされて、証券としては上位の格付が付いてしまう事が多い。

例えばS&Pが、実質ジャンク債程度の信用性に留まるサブプライム住宅ローン関連証券にAAAの格付けが与えられていた。さらには破綻寸前だったエンロン(米国エネルギー卸売り会社)や通信会社ワールドコムに投資適格級格付けを与えていた事実に対して、S&Pは米国バラック・オバマ大統領の顧問らから批判を受けている。またS&Pのアナリストがイタリアの財政や銀行システムについての偏った情報を流布し市場を操作した疑いで、イタリア財務警察によってS&Pが家宅捜索をうける事態にまでなった。(出典元:Wikipedia)

要は、格付け会社の格付けを信用して投資をした結果、痛い目にあった人がいる、ということです。痛い目にあっただけでなく、100年に一度の世界金融危機が勃発してしまったわけですが…。

格付け会社も万能ではありません。格付けに関しては間違いなくプロフェッショナルですが、格付けはあくまでも参考にするスタンスが良いのかもしれません。

格付け会社と格付けカテゴリー一覧 まとめ

必ず覚えておきたい格付け3社は、ムーディーズ、S&P、フィッチでした。国債などの債券を評価する格付けは資産運用に欠かせません。

今後の投資の参考にしてください。

それでは、また。

格付けの高い国の通貨を
ドルコスト平均法で買う
積立FXがイチオシです↓
SBIFXトレード