2018/11/17

初心者が銀行でする資産運用とは? 銀行での投資のメリットとデメリット

投資をして資産を少しずつ増やしていきたいと考えている初心者の方は、まずどこで資産運用したら良いか考えると思いますが、頭に浮かぶのが「銀行」かもしれません。

初心者が銀行でする資産運用とはどのようなものでしょうか? 銀行での投資のメリットとデメリットを考え、資産運用におけるベストな選択を探ってみたいと思います。

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初心者が銀行でする資産運用とは? 銀行での投資のメリットとデメリット

初心者が銀行で資産運用する前に、以下の2点についてしっかり頭に入れておきましょう。

  • 銀行での投資のデメリット4つ
  • 銀行での投資のメリット

どんなメリットとデメリットがあるのか、まずはデメリットから見ていきます。

銀行での投資の主なデメリット4つ

銀行での投資のデメリットは4つあります。

株など買えない金融商品が多い

銀行で取り扱っている金融商品と言えば、投資信託、外貨預金くらいで、資産運用の王道と言える株は買えません買いたくても買えない金融商品が多いデメリットがあるのです。

かと言って銀行で投資信託を買うのはおすすめできません。少なくとも私は銀行で投信ファンドは買いませんね。その理由は、次の項目で説明します。

投信手数料が高い

銀行が販売する投信は手数料が高いというデメリットがありますので、銀行で投資信託を買うことはおすすめしません。

投信ファンドを買って資産運用する場合、一般的に3つの手数料が設定されています。

  • 販売手数料
  • 信託報酬
  • 信託財産留保額

この3種の手数料がかかるのですが、特に注目したいのは販売手数料です。販売手数料は、同じ投信ファンドでも販売金融機関によって価格が異なります。

一般的に銀行での販売手数料は証券会社のそれより高く設定されています。一つ例を挙げて比較してみましょう。

比較の対象として人気の高い投信ファンドの一つ、「フィデリティ・日本成長株・ファンド」をピックアップしてみました。

みずほ銀行と楽天証券で買った場合、販売手数料はいくらになるでしょうか。

  • みずほ銀行
  • 投信ファンド名:フィデリティ・日本成長株・ファンド
  • 販売手数料:3.24%(税込。1千万円未満)
  • 信託報酬:年率1.6524%(税込)
  • 信託財産留保額:なし

楽天証券の手数料は以下の通りです。

  • 楽天証券
  • 投信ファンド名:フィデリティ・日本成長株・ファンド
  • 販売手数料:ノーロード(手数料無料の意味)
  • 信託報酬:年率1.6524%(税込)
  • 信託財産留保額:なし

(2018年4月のデータ)

一ファンドを比較してみましたが、その違いは一目瞭然です。ネット3大証券の一角楽天証券を利用すれば手数料無料で買付ができますが、みずほ銀行では初期費用として3.24%(税込。1千万円未満)の販売手数料がかかってしまうのです。

この傾向は銀行全体に見られます。投信を買うにしても販売手数料のことを考えると、銀行で運用するのはおすすめできません。

為替投資のコストが高すぎる

投信がだめなら為替投資はできるか考えたいところですが、銀行での為替投資もコストが高すぎるためおすすめはできません。為替手数料も銀行での資産運用のデメリットになります。

為替投資と言えばFX(外国為替証拠金取引)が代表的投資手法になります。私も長年FXで資産運用をしていますが、銀行が提供するFXサービスは利用していません。厳しく言うと利用する気にはなりません。

たとえば、FX取引の手数料にあたるスプレッド(買値と売値の差のこと)を比較してみれば、銀行のそれが非常に高いことが分かります。

取引高の多い米ドル/日本円スプレッドを比較してみます。

  • SBIFXトレード0.27銭(1万通貨以下の取引)
  • ヒロセ通商:0.3銭
  • マネーパートナーズ:0.3銭
  • みんなのFX(トレイダーズ証券):0.3銭
  • 外為どっとコム:0.3銭
  • 楽天銀行:0.3銭
  • 新生銀行:0.5銭
  • 住信SBIネット銀行:0.5銭
  • じぶん銀行:2.0銭
  • ソニー銀行:3.0銭
  • ジャパンネット銀行:3.8銭
    (2018年4月のデータ)

FX専業会社では多くの会社で0.3銭のスプレッドを提供しています。一方、銀行のFXでは楽天銀行FXがドル円0.3銭で提供していますが、他の銀行FXのスプレッドはかなり広く、じぶん銀行やソニー銀行、ジャパンネット銀行のFXなどは利用できたものではありません。

また、楽天銀行FXのドル円スプレッドはFX専業会社のそれと劣りませんが、提示されるスプレッドを目視していると非常に不安定です。原則0.3銭とは言え、あまり期待できないのが現状です。

特にFXで短期売買を行う場合、取引回数が増えますのでスプレッドが狭いほどコスト削減になります。コスト負担の大きい銀行での為替投資はデメリットになり、おすすめはできません。

窓口ですすめられる商品は“おすすめ”ではない

銀行窓口で相談しながら投信ファンドを買うことができますが、担当者からおすすめされる商品は本当のおすすめ商品ではありません

ビジネス的に言うと、銀行も売り上げが必要です。銀行の狙いは販売手数料で収益を上げることであり、顧客が儲けることではありません。

ですから、銀行は収益を上げられる商品をおすすめしてくる傾向にあり、私たち個人投資家の利益は二の次にしか考えてくれないと思ってください。

ちょっとひどい言い方かもしれませんが、これがビジネスの現実です。

銀行での投資のメリット

銀行での資産運用のデメリットを見ると、銀行で投資する価値は全くないと感じるかもしれませんね。資産を増やしたいと考えている方がそう思うのは正常です。

しかし、銀行での投資にもメリットがあります。

銀行預金は元本保証

銀行で資産運用をする唯一のメリットを挙げると、銀行預金は元本保証である点です。

銀行預金は厳密にいうと投資の一種です。銀行は顧客の預金を投資して収益を出すので、銀行預金は間接投資と言われています。

銀行で預金をして、万が一銀行が破綻しても、1000万円以下の預金とその利息は保証されます。(ペイオフ制度)

ですから手堅く投資をしたいなら銀行預金がベストの選択です。

でも忘れないでください。銀行の普通預金金利は0に限りなく近い数字です。2018年4月現在、メガバンクの普通預金金利は年率0.001%、100万円預金して1年で10円の利息にしか受け取れません。そこから約20%の税金が引かれますから、手元に残るのは8円です。

これは投資とは言えません。個人的な意見ですが、ただの金庫です。家に現金を置いておくのが危ないので、代わりに銀行という金庫にしまっておくだけと思っています。

お金を増やしたくないと思うなら銀行預金で良いと思いますし、貯金が0円というのも違います。

しかし、資産運用の根底にあるのは「お金を増やすこと」ですから、本当の資産運用をしたいなら銀行預金は選択肢になりません

初心者はどこで資産運用したらよいか

初心者が銀行でする資産運用とは…その背後にある意味、お分かりいただけたと思います。

平たく言えば、銀行で資産運用はできません

では、初心者はどこで資産運用をしたら良いのでしょうか? それは、人によって選択肢が違います。なぜならば、

  • 資産運用の目的
  • 投資の元手資金
  • 運用期間

これらが各自違うからです。

初心者がリスクを抑えて投資する方法、別記事で紹介していますので、そちらを参考にしてください。

銀行での資産運用のメリットとデメリット まとめ

銀行での資産運用のデメリットは、

  • 株など買えない金融商品が多い
  • 投信手数料が高い
  • 為替投資のコストが高すぎる
  • 銀行窓口ですすめられる商品は“おすすめ”ではない

以上の4つでした。デメリットが多すぎます。唯一のメリットは銀行預金が元本保証である点ですが、預金は本当の資産運用ではありません。

これから投資を始めるなら銀行以外での資産運用をおすすめします。

資産運用の始め方

どんな方法で資産運用したら良いか決めていない人は、こちらの記事が参考になります。お金に働いてもらう主な方法を厳選して紹介しています↓

どうやってお金に働いてもらうことができるか 具体的な方法厳選7つ

それでは、また。