トルコリラ投資過多に要注意 トルコリラの現状と今後を分析

   2016/10/18

1月19日、トルコ中央銀行は金融政策決定会合において政策金利7.50%の据え置きを決定しました。

おかしいですね。トルコは2015年の夏以降、アメリカの利上げに追随することを表明していたはずですが。

前回も利上げをせずに金利据え置き。トルコの現状と今後のトルコリラの見通しについて分析してみましょう。

トルコリラの現況と今後の見通し

地政学リスクが大きいトルコリラの限界

ひとことで言えば、トルコは地政学リスクが大きいです。

一般的に言うと、中銀と政府がタッグを組むのは当然で、日本政府も中銀と同調して、というか政府と中銀が足並みをそろえて金融政策を立てています。

しかし、トルコの場合はちょっと違うようです。政府と中銀が同調するというよりも、政府が中銀を“引きずっている” 感があります

前回、今回と利上げに踏み切れなかった主な要因は、エルドアン大統領の圧力。低金利を望む大統領の圧力により政策金利が据え置きとなっているのです。

しかし、トルコリラは下落し続け40円台が低位置になりつつあります。物価上昇率の高止まりという問題も抱えています。

こんな状況で大統領の犬になる中銀。トルコリラは前途多難と言えるでしょう。今後もトルコリラ安は継続し、少なくとも大幅反発は全く期待できない状況です。

トルコリラに潜むリスク要因 政府の強権姿勢

エルドアン大統領をはじめとした政府の強権姿勢は、トルコリラの今後の見通しに暗い影をもたらしていると考えています。

1月21の報道では、政府は学者やメディア関係者を相次ぎ拘束し強権姿勢を見せているとのこと。

先日の記事(地政学リスク拡大のトルコリラ 今後の見通しとFXスワップ運用対処法)でもお伝えしましたが、トルコの地政学リスクの一つの要因がクルド労働者党(PKK)によるテロです。

そのPKKに対し政府は掃討作戦を展開しているわけですが、PKK掃討作戦の停止を求める嘆願書に署名した学者たちを一挙拘束した、というのが今回の事の真相です。

政府に批判的な報道やデモに対し強権姿勢を見せるトルコ政府。表現の自由に制限がかかるトルコ、今後の発展や将来性に疑問を感じずにはいられません。

トルコリラの今後の見通しは

トルコと中国は同等か

表現の自由に制限をかける国はトルコだけではありません。言わずも知れたお隣の国、中国でも表現の自由が認められていません。

国民を力で制御しようとする国の方針は、トルコも中国も同等レベル。国外のものを取り入れないようにする。政府批判を許さない。そのような姿勢では、国の発展は到底望めません。

ちなみに、トルコや中国では海外のWebサイト閲覧も規制されています。イランやベトナムもですが、ツイッターやフェイスブックなどへのアクセスに規制をかけていますので、トルコや中国はいわば鎖国しているわけですね。

坂本竜馬のような人物が表れて改革が実行されるのか。それは誰にも分かりません。

ただし、投資家目線で言わせていただくと、強権的な政治に徹し公平性・民主制に著しい欠如が見られる国への投資リスクは小さくないのは確かです。

今後、トルコリラへの投資を考えているなら、少額投資を推奨します。

トルコリラ少額投資の現況報告

ちなみに筆者もトルコリラへ少額投資をしています。FX会社の「ヒロセ通商」にて、スワップポイントをコツコツとためています。

現在のTRY/JPY日足チャートから見てみましょう。

 

TRYJPY160128日足チャート

先日、ついに37円台に突入しましたが、一旦切りかえし、1月28日現在、39.8円付近となっています。

トルコリラを2,000通貨保有し、取得平均価格は39.087円、スワップポイントを含めた評価損益は1,982円です。

 

TRYJPY160128証拠金状況

トルコリラは一旦リバウンドを見せていますが、もう一度37円台にトライすると見ていますので、38円を切ったところで指値注文をしています。今以上に下がらなければ下がらないで越したことはありませんが。

少なくとも、今後の大幅トルコリラ高は望めませんので、トルコリラ投資をご希望ならスワップポイント狙いでコツコツと稼ぐ手法が最善と思われます。

参考までに。

トルコリラ取引におすすめのFX業者

筆者はトルコリラスワップ運用にヒロセ通商を利用しています。

  • TRY/JPY(トルコリラ/日本円)
  • ポジション数量数量:3,000通貨
  • 平均約定価格:38.774円
  • 評価損益:-819円
  • スワップポイント累計:1,103円

(16年2月21日現在)

なぜヒロセ通商を選んだかと言いますと…

  1. スワップ金ポイントが平均的に高い
  2. 1000通貨取引ができる

この2点が大きな理由です。

以下のサイトを参考にしてください↓。ヒロセ通商を筆頭に、トルコリラ運用でおすすめのFX口座を紹介しています。

【トルコリラ運用向け】 自信をもっておすすめできるFX会社3つ
記事概要:トルコリラ運用ができるFX会社はいくつかありますが、その中から厳選して3社ご紹介です。

ヒロセ通商公式サイトはコチラ↓
FX取引ならヒロセ通商へ

それでは、また。

【スワップポイントに関する注意】 高金利の通貨を売るまたは低金利の通貨を買ったとしても、その取引数量相当のスワップポイント(金利差調整分)支払い額が日々蓄積され損失額が大きくなる場合があります。また、現時点でスワップポイントを受け取れるポジションであっても、通貨や金利動向によっては受け取り金額が縮小したりスワップポイントがマイナス(金利差分を支払う)になる可能性があります。

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