2018/09/17

トルコリラが暴落した理由とトルコリラ下落に備えながら投資する方法

トルコリラがまたまた暴落しました。トルコリラ暴落のニュースはこれが初めてではなく、これまで再三急落し為替ニュースをにぎわせてきました。

以前の暴落関連記事↓

トルコリラ暴落 歴史上最安1リラ35円に突入した理由と今後の見通し

この記事では今回のトルコリラ暴落の理由に加え、度々起こるトルコリラ暴落に備えながら投資する方法を詳しくお伝えします。トルコリラ投資に関心のある方は参考にしてください。

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トルコリラが暴落した理由とトルコリラ下落に備えながら投資する方法

まずは、2018年3月に起きたトルコリラ暴落の理由について見ていきます。

トルコリラが暴落した理由【2018年3月】

トルコリラが暴落した理由ですが、簡単に言うと、米トランプ大統領が中国へ関税500億ドル相当を課する大統領令に署名したからです。

これにより、米中貿易摩擦拡大⇒ドル円下落⇒トルコリラ円下落の動きが強まったのです。

その後、米国の鉄鋼輸入関税はトルコと日本を対象とすることが発表され、トルコリラ円の暴落を引き起こしたとされています。

これまではトルコのエルドアン大統領や内部紛争など、国内問題が引き金となり暴落する傾向にありましたが、今回は外部要因が発端となりトルコリラ暴落となりました。

今回あらためて考えさせられたのが、トルコリラの弱さです。ちょっとしたことをきっかけに一気に暴落する為替リスクが潜む通貨だということ、再認識させられました。

なぜトルコリラは度々暴落することがあるのでしょうか? 様々な要因があるのですが、大きな要因の一つは、

  • トルコリラのほとんどが買い手

これが大きな要素です。トルコリラをショートする人は少なく、大部分がロングポジションです。というのも、トルコリラは高金利通貨ですので、FX取引でロングポジションを取ると高いスワップポイントが付与されるのです。

ですから、ちょっとしたことをきっかけにトルコリラレートが下がりリラ安になると強制ロスカットを誘引し、暴落が起こるというわけです。

同じことは南アフリカランドにも言えます。新興国の高金利通貨は魅力的ですが、為替リスクと金利リスクが潜んでいること、肝に銘じておきましょう。

トルコリラ安を想定して資金管理する

では、トルコリラ投資をする場合、どのように運用すれば良いのでしょうか?

大切なポイントは、トルコリラ安を想定してしっかり資金管理することです。

資金管理とは、ポジション数に対しFX口座内に余裕ある資金を入金し、強制ロスカットにひっかからないよう管理することです。

“余裕ある資金” をさらに詳しく言うと、トルコリラ安が進行し暴落しても強制ロスカットにならないほどの資金になります。

では、トルコリラのFX投資においてどれほどの金額をFX口座に入金すべきか、例を挙げて説明してみますね。(ロスカット執行を証拠金維持率100%以下としたケース)

まずはこの方程式を覚えておいてください。

  • 必要証拠金×ポジション数=取引資金
  • 取引資金×想定するリラ円変動=トルコリラ運用における余裕資金

現時点でトルコリラ円は約26円ですから、1万通貨取引における必要証拠金は1万0400円です。(レバレッジ25倍)

10万通貨トルコリラ円を買うなら、取引資金は10万4000円となります。

では、リラ円レートは今後、どれほどリラ安になるでしょうか? それは誰も正確には予測できませんが、ポイントは暴落してもロスカットされないほどの資金をFX口座に入金させておくことです。

仮の話ですが、リラ円レートが10円に暴落してもロスカットされないためには、FX口座にどのくらい入れておくべきでしょうか? 上の方程式に数字を当てはめればすぐに計算できます。

10万通貨保有で必要証拠金を10万4000円とし、レバレッジは25倍、必要証拠金額は変動しないこととして計算してみます。

  • 10万4000円×16円の変動=166万4000円

トルコリラ円を10万通貨投資するときの資金管理として約167万円必要です。ちなみに、ポジション数が変わるとこの必要資金も変動します。

  • 20万通貨投資:332万8000円
  • 10万通貨投資:166万4000円
  • 5万通貨投資:83万2000円
  • 2万通貨投資:33万2800円
  • 1万通貨投資:16万6400円

1万通貨の投資に必要な証拠金は現時点で1万0400円ですが、しっかりと資金管理しながらの運用には以上の通り、余裕ある資金でトルコリラ投資する必要があるのです。

利用するFX口座の違いを理解する

トルコリラ運用において、資金管理だけでなく、利用するFX口座の違いも頭に入れておく必要があります。

スワップポイントの違い

トルコリラは高金利通貨ですので、FX取引でロングポジションを取ると高いスワップポイントが付与されます。

しかし、FX口座が違うと同じトルコリラ円でも付与されるスワップポイントに違いがあります

ですから、

  • 平均的に高いスワップポイントを提供するFX口座を利用する
  • トルコリラ円を取り扱うFX口座を開設し、複数のFX口座を活用して投資する

このいずれかの方法で運用するのが賢明です。

A口座のトルコリラ円スワップポイントが100円、B口座が90円の時、A口座で1万通貨購入し、その数か月後B口座のスワップが100円、A口座が90円になったとします。

その時は、A口座のトルコリラ円のポジションを一旦売却し、資金をB口座に移しトルコリラを買いなおすことができるでしょう。

または、A口座で5万通貨、B口座で5万通貨というように、複数の口座で同時運用も可能です。

臨機応変に対応し、なるべく多くのスワップポイントを獲得できるよう投資するのがコツです。

ちなみに、現時点での主要FX会社のトルコリラ円スワップポイントは以下の通りです。(スワップポイントは変動しますので、参考程度に。1万通貨ごと。2018年7月のデータ)

暴落時のレートの動きの違い

FX口座のスペックやシステムには違いがあり、暴落時にその差が垣間見えるときがあります。

たとえば、トルコリラ円が暴落したときの最安値に大きな違いがでることがあります。

最近はどのFX会社もシステム力がUPしていますのであまり気にする必要はありませんが、システムやサーバーが極端に弱いFX会社は避けたほうが良いかもしれません。

2018年3月の暴落時、トルコリラ円は最安値として何円を付けたのか主要5社を調べてみたところ、大きな差はなかったことが分かりました。

ただ、ヒロセ通商だけは少し違ったようです。調査したトレイダーズ証券、SBIFXトレード、FXプライムbyGMO、外為どっとコム、ヒロセ通商のトルコリラ円日足チャート画像を見てみてください。

 

 

 

 

調査した5社のうち4社の最安値は25.6~25.8円ですが、唯一ヒロセ通商だけは24円台に突入しています。

FX会社によってレートの動きが微妙に違うこと、念のため覚えておいてください。

トルコリラ下落はスワップポイント生活を始めるチャンス

トルコリラ運用は注意すべき点があるのは確かですが、見方を変えると、トルコリラ下落はスワップポイント生活を始めるチャンスとも言えそうです。

ポジションを保有することで定期的にスワップ収入を見込めます。それはいわゆる “インカム” (定期収入)ですよね。

トルコリラが安くなったときに仕込んで保有すれば、トルコリラスワップ生活も夢ではありません。

具体的な方法に関して以前の記事が参考になると思います。興味のある人はご覧ください。

トルコリラ急落だからガチで考えてみたトルコリラ円のスワップポイント生活

トルコリラが暴落した理由とトルコリラ下落に備えながら投資する方法 まとめ

最後に簡単におさらいです。

この記事ではトルコリラ円が暴落した理由を簡単に説明しましたが、今後も同じような急落が起こる可能性があります。

  • トルコリラ安を想定して資金管理する

この重要ポイントを抑えながらトルコリラ投資をしてください。

また、利用するFX口座によってスワップポイントが違い暴落時のレートの動きも異なるので、利用FX口座は賢明な選択をしましょう。

それでは、また。

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