トルコの格下げ | 年内にトルコリラは対円で30円を目指す!?

   2016/09/28

トルコリラが暴落しています

というのも、格付け大手会社の一角、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスが9月23日、トルコのソブリン(国債)格付けをジャンク級(投機的、つまり投資不適格)に引き下げたからです。

なぜこのような事態に陥ったのか? 今後の見通しは? この記事で分析していきます。

トルコの格下げ-年内にトルコリラは対円で30円を目指す!?

格下げされたトルコの今後の行方とトルコリラの見通し

ムーディーズと他大手格付け2社のトルコ格付けを確認し、トルコ経済の今後の行方を占ってみたいと思います。

格付け大手3社による現在のトルコ格付けは?

9月23日にトルコの国債を格下げしたのは、上述したように米ムーディーズ。

Baa3からBa1に引き下げた、つまりこれまではぎりぎり投資適格級として扱われていたトルコソブリンですが、今回投資不適格級と格付けされてしまったわけです。

その他の格付け大手2社というのは、S&Pとフィッチ社ですが、それぞれのトルコ格付けは以下の通りです。

  • S&P:投資不適格
  • フィッチ社:投資適格

つまり、格付け大手3社で投資適格としているのはフィッチ社のみとなり、これは私見ですが、遅かれ早かれフィッチ社も後を追うことになると見ています。

なぜ投資不適格として格付けされることがそれほど重要視されるのでしょうか?

それは、多くの投資会社や金融機関は格付けを基に投資を行い、投資不適格級ソブリンへの投資は社内で制限されているケースがあるからです。

多くの金融機関がトルコ国債を買わない=トルコから資金流出=トルコ経済悪化、という流れになるため、今回の格下げニュースは市場と投資家たちへ影響を与えるものとなりました。

トルコ経済の今後のキーポイント

そもそもなぜ格下げになったのか、その理由は、

  • クーデター未遂事件の影響
  • 景気減速が進んでいる
  • 債務危機の確率が高まりつつある
  • 信用が悪化している

主な理由は以上の4点でした。

では、トルコ経済がなんとか踏みとどまるためには何が必要なのでしょうか。今後のキーポイントは、

  • 外国から資金が流入するか否か

この点がキーポイントとなるでしょう。

というのも、トルコは経済収支が赤字ですから、外国資金が流入しないと国全体の景気が悪化します。外国から資金が流入するためには、

  • 外国企業によるトルコ企業の買収
  • 外国企業がトルコ内で工場を建設
  • 投資家がトルコの株や債券を買う

これらが積極的に行われればトルコ経済は踏みとどまれるはずです。

しかし、今回のソブリン格下げにより困難を増すのが、資金流出問題。資金が流出せずに如何に国内で消費されるか、国外からどれだけ資金が舞い込んでくるか。これが今後の重要ポイントとなります。

そのためにはトルコのエルドアン大統領の経済・金融政策に期待しなければなりません。しかし、彼の言動には疑わしいものが。たとえば、

  • トルコソブリンが格下げされても全く気にしない

と発言し、格付け会社の判断を批判しています。・・・面子なんかどうでも良いから、まともな金融政策を打ってほしいものですね。

中央銀行を牛耳ろうとするのではなく、もう少し上手に経済と自国通貨をコントロールできないのでしょうか。

トルコには様々な不安要素がつきまとっています。たとえば、

  • テロ問題
  • 民族紛争問題
  • 地政学問題による観光業への打撃
  • 政府と中央銀行の関係が良くない

外部要因がいくつかありますが、内部要因によって外部要因を引き起こしている一面も。

今後のトルコ経済の行方を考えると、良くも悪くもエルドアン大統領にかかっていると言って過言ではありません。

トルコリラの今後の見通し

ここ最近のトルコリラ/円チャートを見てみます。

チャート:」ヒロセ通商

チャート:」ヒロセ通商

画像中にあるように、レジスタンスライン(上値抵抗線)が発生しており、そのラインを突き破らない限り、トルコリラ高が進行しないと思われます。

もともと2016年の予想として下値ラインは対円で36円としていました。

2016年トルコリラの見通し FXトルコリラ長期運用派が注目すべき2つ
記事概要:FXトルコリラの長期運用派向けの記事です。とりわけ2016年度にトルコリラ運用をするときの注意点やおさえておきたい点に的を絞り解説しています。

が、今では36円ラインが遥か上方にあり、相場はガラリと変化してしまったことがうかがえます。

トルコの経済状況を客観的に見ると、あきらかに不安要素が顕著に。各要素を鑑みると、2016年内に対円で30円を目指す可能性が出てきました

もちろんこれは私見です。しかし、トルコのファンダメンタル要因やテクニカル分析を踏まえると、30円台に突入しても何ら不思議はありません。

トルコリラ/円の今後の売買戦略

トルコリラでFX運用する場合、投資スタイルによって戦略が変わってきます。

トルコリラを長期運用するならば、運用資金を分散し数回に分けて押し目買い。

このスタンスでトルコリラを買い進め、ドルコスト平均法を取り入れた運用をすることをおすすめします。

デイトレード運用するなら、基本は「売り」スタンスで。もちろんトルコリラを取り扱っているFX口座の開設が大前提になります。

デイトレード向けのFX口座を比較するとき、重要なのはスプレッド。デイトレードは取引回数が多くなるので、スプレッドが狭いFX口座が必須です。

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【トルコリラ運用向け】 自信をもっておすすめできるFX会社3つ
記事概要:トルコリラを運用するのにどのFX口座でも良いわけではありません。トルコリラを扱っていて、かつ収益率が高くなるFX口座の選別が必須です。ここでは自信をもっておすすめできるFX口座を3つご紹介します。

トルコの今後の行方とトルコリラの見通し まとめ

トルコリラの今後の見通し

今後のトルコ経済は難題が山積み。景気回復はいばらの道なのは間違いありません。

しかし、トルコリラをFXで運用するなら「買い」でも「売り」でもできるので、実は景気が良くても悪くてもあんまり関係ないんですよね。要は、

  • 景気回復=トルコリラ上昇=トルコリラ買い
  • 景気悪化=トルコリラ下落=トルコリラ売り

この基本を押さえておけば、トルコリラ運用でしっかり稼いでいけるはずです。おすすめのヒロセ通商でトルコリラ運用してみませんか?

それでは、また。

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