2017/09/13

FX取引は強制ロスカットがあるから借金を抱えることがないって本当? | FX初心者

FX取引において保有ポジションとは逆方向にレート変動が生じた場合、しかもそれが突如として起こると強制ロスカットが発動されるケースがあります。

つまり、利用するFX口座のロスカットラインを超えてしまい、自動で損切注文が約定することです。

強制ロスカットで損切されると非常に悔しいですし恥ずかしい話でもありますが、それはトレーダーの投資金を保護するためのもの。最低限の資金を確保し、その次のトレードに備えるためのサポートにもなります。

ですから、道理から言えば、強制ロスカットシステムが義務付けられているFXでは、必要証拠金を超えて含み損を抱えることはありませんし、借金を抱えることはないのです。

しかし、本当に借金を抱えることはないのでしょうか?

今回の記事では、FX取引における借金の有無について徹底追及したいと思います。

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FX取引は強制ロスカットがあるから借金を抱えることがないって本当?

FX取引は強制ロスカットがあるから借金を抱えることがないとは本当なのか

まずは結論から。

借金を抱えることはあります

実際に数百万円借金を抱えることになったトレーダーも

なぜ借金を抱えることになったのかに関して見ていく前に、一言だけお断りを。

FXで無謀な取引をするために資金を借金したという話ではありません。それはFXをギャンブルのように取引した人の話で、今回はギャンブルの話とは全く違います。

借金を抱えることになった大事件の一つ、2015年のスイスフランショックに注目します。

記憶に新しい2015年1月15日のスイスフランショック

すでに数年経過していますが、それでも記憶に新しい2015年1月15日のスイスフランショック。

スイスフランショックとは、スイスの中央銀行であるスイス国立銀行が3年以上継続していた市場介入を撤廃し発表。結果、ユーロスイスフラン相場においてスイスフランが急騰したマーケット急変とその一連の事態のことを指しています。

それがどれだけ凄い急騰だったのか。為替チャートを見れば一目瞭然です。

SBIFXトレード CHF/JPY日足チャート

画像にあえて矢印マークを入れていません。入れなくてもどこでスイスフランが急騰したかよくわかりますよね。

1.15スイスフラン/円相場は、

  • 始値:115.1852円
  • 安値:114.9901円
  • 高値:154.8586円

このような値動きとなりました。対円でスイスフランが115円付近から155円近くまで急騰、約40円の変動です。これほどの変動は過去にほとんど例がありません。

仮の話ですが、スイスフラン/円を10万通貨売りポジションで保有していたとしたら、約400万円の損失をたたき出していた可能性があるということです。

もちろんそれはロスカットの逆指値を発注していなかったケースの話ですが。きちんとロスカットを発注していれば、損失は最小限で済んでいた…わけでもないんです!

あまりにも激しいレート変動でロスカットシステムが作動せず、莫大な借金を抱える羽目になった人が出現することに。

強制ロスカット発動まで1000pips以上だったとか

当時、FXトレーダーKさんはスイスフラン/ユーロをロングしており、証拠金維持率の兼ね合いで強制ロスカットが発動するのは1.14フランあたりのはずでした。

しかし、上述したように多くのFX会社がシステムダウン、取引停止となり、結局Kさんのポジションがロスカットされたのが1.04350フランあたり。

合計673万円の損失を計上し、317万円の借金を抱えることになったのです。

300万オーバーの借金ですか…。自分でしたら立ち上がれないかもしれません。ノックアウトです。

他人ごとではないFX破産

FX取引は強制ロスカットがあるから借金を抱えることがないとは本当か。

あり得ます

実際に何百万円も借金を抱えた人がいるんです。

でも、自分には関係ない話。なんて思っていませんか? 心の奥底に甘い考えが潜んでいませんか?

甘い考えを抱きながら「手っ取り早く英ポンドで稼ごう」なんて思っていませんか?

レート変動は突然起きます。大地震と同じなんです。

大地震(レート変動)が起きても冷静でいられるよう、事が起こる前の準備が必要です。

FX取引で借金を抱えないための対策3つ

強制ロスカットに頼ることなく、借金をかかえないための対策として何ができるでしょうか? 以下の3つの点をいますぐ実行してください。

  1. 出来るだけ高い証拠金維持率を維持する
  2. 流動性の高い通貨を取引する
  3. 信頼性の高いFX会社を利用する

出来るだけ高い証拠金維持率を維持する

証拠金維持率とは、FX口座内入金額に対する必要証拠金の割合のことです。以下の計算式で証拠金維持率を算出できます。

  • 証拠金維持率=(FX口座内入金額÷必要証拠金)×100

たとえば、口座内に50万円、必要証拠金が20万円の取引をしているとすると、証拠金維持率は、

  • (50万円÷20万円)×100=250%

証拠金維持率が250%の計算です。

どれほどの維持率を保つべきかの規定はありませんし、どの通貨を取引し、どれほどのポジション量を保有しているかによって維持率の目安は変わってきます。

ただし、道理的に考え得るラインに達しても強制ロスカットに引っかからない程度の金額をFX口座に入金しておくなら、少なくとも借金を抱えるようなことを避けられると思います。

言い換えれば、証拠金維持率は高くても損はしません。高いほど安全ですできるだけ高い証拠金維持率を保てるようにすることが重要な対策になります。

流動性の高い通貨を取引する

上で挙げたスイスフランショックですが、スイスフランというのはそもそも為替市場において流動性の低い通貨です。

つまり、買いたい人と売りたい人が少ない通貨、というわけですね。そうなると、万が一の場合、強制ロスカットを発動させたくても注文が約定しないなんてことが起こり得るわけです。

実際、多くの人が借金を抱えるようになった大きな要因の一つに、流動性の低いスイスフランという点が挙げられます。

スワップ運用といった長期運用においては流動性の低いマイナー通貨を保有するのが普遍的ですが、万が一の場合、1.15スイスフランショックのようなことが起こってしまうわけです。

管理人も数多くの新興国通貨(トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなど)を保有していますが、バランスが非常に重要だと感じています。

新興国通貨、流動性の低い通貨だけに傾倒せずに、バランスを保って資産運用することで、リスク分散を兼ねた投資ができると考えています。

なるべく流動性の高い通貨でFX取引することで、借金という最悪の事態を免れます。そのことを肝に銘じて取引してください。

信頼性の高いFX会社を利用する

スイスフランショックのとき、強制ロスカットを執行できずシステムダウンしてしまったFX会社が少なくありません。

想像の域をはるかに超えたレート変動でしたので、致し方ない部分、情状酌量の余地はあるかと思います。

しかし、そんなときでもトレーダー保護を第一に考えてシステムを稼働させたFX会社は、心から安心して利用できますよね。

実際、心無いFX会社が存在し、“借金を抱えさせた” FX会社もあるわけですから。ここでは名前は挙げませんが、やはり信頼性の高いFX会社を利用することで最悪の事態を免れることが可能です。

ちなみに、スイスフランショックのときでも比較的安定してシステムを稼働させた信頼度の高いFX会社として、

この2社があります。管理人も信頼しており、メイン口座の一角として利用しているFX会社です。

信頼性の高いFX会社をお探しなら、この2社をおすすめします。

最後にもう一度。

FX取引には強制ロスカットシステムがありますが、借金を抱えることがあり得ます

甘く見ないでください

上で挙げた3つの対策法をしっかり実行し、借金を抱えることなく、しっかりと資金をプラスにできるようトレードしてくださいね。

それでは、また。

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