2018/08/23

FX業者のカバーとは? 取引コストに影響を及ぼすカバー先を比較しておこう

FX取引に関連してよく耳にするカバーまたはカバー先

FX業者のカバーとは何でしょうか? それらカバー先とFXトレーダーはどのような関係があるのでしょうか?

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FX業者のカバーとは? 取引コストに影響を及ぼすカバー先を比較!

この記事では、以下の点についてお伝えします。

  • FX業者のカバーとは
  • カバー先はFXトレーダーの取引コストに影響する
  • カバー先が違うFX各社の提示レートは微妙に違う
  • カバー先の多いおすすめFX会社

FX業者のカバーとは

FX業者のカバーはカバー取引とも言いますが、FX業者が金融各機関と取引することを指しています。(取引先に当たる金融機関を一般的に、カバー先と呼びます。)

FX業者がカバー先と提携しているのには理由があります。

まず、インターバンク市場(銀行や証券会社が取引している市場のこと)でリアルタイムで取引されている為替レートを受け取るためです。そのレートをもとに自社顧客に対し為替レートを提示します。

たとえば、インターバンク市場にてドル円レート100.000円で取引されているとします。そのときA社が顧客に提示するドル円レートは、

  • 売り99.999円/買い100.002円

のようになります。

お気づきかもしれませんが、売値と買値に0.3銭の差があり、これがスプレッドに当たります。スプレッドがあることで、FX各社はトレーダーから実質上の取引手数料を徴収しているわけです。

FX業者がカバー先と提携している別の理由ですが、FX業者は顧客の注文に基づいてカバー先に為替売買注文を行います。基本的にはマリー取引で注文を相殺しますが、相殺できなかった分は穴埋めのためにカバー取引を行うと考えてください。

以上2つの理由により、どのFX会社も必ずどこかの金融機関をカバー先としてカバー取引を行っています。

カバー先はFXトレーダーの取引コストに影響する

実は、利用するFX会社のカバー先提携数はFXトレーダーの取引コストに影響するのです。

もう一度、FX業者がカバー先からレート提示される流れをイメージしてください。

カバー先A⇒ドル円レート100.000円
↓↓
FX会社XYZ⇒ドル円買値100.003円

カバー先Aから提示されたドル円レートが100.000円だったとします。そこに+αを乗せて顧客に提示することで、FX会社XYZは0.3銭の手数料を獲得できます。

しかし、カバー先が1社だけでなく、3社だったらいかがでしょうか? 場合によってはより有利な為替レートを受け取ることができるかもしれません。

  • カバー先A⇒ドル円レート100.000円
  • カバー先B⇒ドル円レート100.001円
  • カバー先C⇒ドル円レート99.999円

カバー先3社からこのようにレート提示された場合、99.999円を選択しスプレッド分を上乗せすれば、自社顧客により有利なレートを提示できる機会を得ることになります。

“提示できる機会” と言ったのは、受け取った為替レートにどれほどの+αを上乗せするかは、FX各社が任意で決定できるからです。

顧客主義ならば他社よりもさらに有利なレート提示を行うかもしれませんし、逆に、有利な為替レートを受け取っても+αを多めに乗せて自社利益主義に走ることも可能です。

それはトレーダーには見えない部分なので、あくまでも利用するFX会社を信頼するしかありません。

いずれにしろカバー先が多ければ、スプレッドを含めて有利な為替レートを提示できる機会が増えるので、その分FXトレーダーの取引コストに影響が出るというわけです。

平たく言えば、提携カバー先が多いほうが有利になります。

カバー先が違うFX各社の提示レートは微妙に違う

提携するカバー先の数やカバー先の違いによって、受け取る為替レートに違いがでるのは本当でしょうか?

本当だと思います。なぜなら、同じ通貨ペアでもFX会社によって提示レートが微妙に異なるからです。

それは為替チャートを見れば一目瞭然です。試しにFX会社を無作為に選んで、為替チャートを見比べてみてください。

私も執筆時点のドル円チャートを比較してみました。比較したのは、外為どっとコムのドル円チャート(1分足)とみんなのFXのそれです。

まずは外為どっとコムのドル円チャートを。(iPhoneアプリです)

次にみんなのFXです。(同じくiPhoneアプリ)

ドル円1分足の方向性は同じですが、ローソク足を一つずつ見てみると、微妙に違うことがお分かりいただけると思います。

同じドル円1分足チャートでなぜ違いがあるのか? それはカバー先が違いますし、カバー先から受け取ったドル円レートに上乗せする+αも違うからです。

「+α」の部分はFX会社を信頼するしかありません。しかし、カバー先の提携数は私たちも確認できますから、可能な限り提携数が多いFX会社を利用するほうが良いでしょう。

とりわけデイトレードやスキャルピングなどの短期売買の場合は取引回数が多く、取引コストの負担が大きくなりますので、利用するFX会社のカバー先とその提携数に注目することが重要になります。

カバー先の多いおすすめFX会社

提携カバー先が多いのはどのFX会社なのか、最後にお伝えしたいと思います。

カバー先の多いおすすめのFX会社は以下の通りです。

外為どっとコム(26社)

外為どっとコムのカバー先提携数は26社で、大変おすすめです。(2018年現在) 提携カバー先は以下の通りです。

  • シティバンク エヌ・エイ
  • 野村證券株式会社
  • JP モルガン・チェース銀行
  • モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インコーポレーテッド
  • モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシー
  • 香港上海銀行 香港本店
  • バンク・オブ・アメリカ エヌ・エイ
  • ナットウエスト・マーケッツ・ピーエルシー
  • ノムラ・インターナショナル・ピーエルシー
  • ゴールドマン・サックス・インターナショナル
  • ドイツ銀行
  • バークレイズ銀行 東京支店
  • ユービーエス・エイ・ジー
  • コメルツ銀行
  • BNPパリバ
  • ルーシッド・マーケッツ
  • 株式会社三井住友銀行
  • 株式会社三菱UFJ銀行
  • 株式会社みずほ銀行
  • クレディ・スイス・エイ・ジー
  • シタデル セキュリティーズ エルエルシー
  • バーチュ フィナンシャル
  • スタンダードチャータード銀行
  • オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド
  • ステート・ストリート銀行
  • シンプレクスFX・スマートクロス株式会社

外為どっとコムの詳細を確認する⇒外為どっとコム

セントラル短資FX(23社)

セントラル短資FXは外為どっとコムの26社には及びませんが、提携数23社とカバー先がかなり多いFX会社です。(2018年時点のデータ)

  • 株式会社みずほ銀行
  • 株式会社三井住友銀行
  • 株式会社三菱UFJ銀行
  • ノムラ・インターナショナルPLC
  • Australia and New Zealand Banking Group Limited
  • バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ
  • バークレイズ銀行
  • ビー・エヌ・ピー パリバ
  • シティバンク、エヌ・エイ
  • スタンダードチャータードバンク
  • COMMERZBANK AG
  • クレディ・スイス銀行
  • ドイツ銀行
  • 香港上海銀行
  • JPモルガン・チェース銀行
  • ロイヤル・バンク・オブ・カナダ
  • ナットウエスト・マーケッツ・ピーエルシー
  • ソシエテジェネラル銀行 (銀行業:AMF[フランス金融市場庁])
  • ステート・ストリート銀行
  • UBS銀行 (銀行業:FINMA[連邦金融市場監督機構](スイス))
  • ゴールドマン・サックス・インターナショナル
  • モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・ピーエルシー
  • SBIリクイディティ・マーケット株式会社

セントラル短資FXの詳細はこちら⇒セントラル短資FX

ヒロセ通商(23社)

ヒロセ通商はセントラル短資FXと同じく、23社の提携数です。(2018年時点のデータ)

  • OCBC証券
  • サクソ銀行
  • UBS銀行
  • バークレイズ銀行
  • ドイツ銀行
  • シティバンク、エヌ・エイ
  • ノムラ・インターナショナルPLC
  • クレディ・スイス銀行
  • セントラル短資FX株式会社
  • コメルツ銀行
  • モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル・PLC
  • ゴールドマン・サックス・インターナショナル
  • 香港上海銀行
  • ワイジェイFX株式会社
  • JPモルガン・チェース銀行
  • ビー・エヌ・ピー・パリバ銀行
  • バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ
  • 株式会社三菱UFJ銀行
  • ナットウエスト・マーケッツ・ピーエルシー
  • オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループ・リミテッド
  • ステート・ストリート銀行
  • 株式会社みずほ銀行
  • スタンダードチャータード銀行

ヒロセ通商で口座開設する⇒ヒロセ通商

FX業者のカバーとは? まとめ


FX業者が為替レートを提示する上で欠かせないカバー先とカバー取引、お分かりいただけたと思います。

提携カバー先が多く短期売買におすすめのFX会社は3つありました。

それらFX業者を中心に、今後のFX取引を行ってみるのはいかがでしょうか。

それでは、また。

提携カバー先が多く
信頼度抜群の外為どっとコム
イチオシです↓↓